OLL手順の作り方

キューブを完成させるためのステップの1つにOLLがあります。
そのOLLの手順は、F2L手順を駆使して作ることができます。

例えば、F2LのI1の手順を考えてみましょう。


I1の手順は「U R U' R'」が有名ですが、他にも「U2 R U2 R'」や「R' F R F'」などがあります。
これらの手順のうち2つを下記のように組み合わせるとOLL手順を作ることができます。
「I1手順@を逆から実行した手順」+「I1手順A」
例:「R U2 R' U2(「U2 R U2 R'」の逆)」+「U R U' R'」=「R U2 R' U2 U R U' R'」=「R U2 R' U' R U' R'」
これってOLL26の手順ですよね。
OLL26

このようにして作られたOLL手順はたくさんあります。

例えば、OLL33「R U R' U' R' F R F'」を見てみましょう。
OLL33
「R U R' U' R' F R F'」=「R U R' U'(「U R U' R'」の逆)」+「R' F R F'」

なんとなく理解しているキュービストも多いとは思いますが、この考え方を使えば色んなOLL手順を作ることが出来るのです。

まず、I1手順をまとめてみます。
1U R U' R'
2U2 R U2 R'
3R' F R F'
4R' F R2 U R' U' F'
5R' U' F U R U' F'
6R' F R U R U' R' F'
7U2 R U L' U R' U' L
8U' L' U2 R U' R' U2 L
9U R U R' U' R U' R'
まだまだあると思いますが、これらを組み合わせたOLL手順のうち、「これは使える!」という手順をピックアップしてみました。
1+4R U R' U' R' F R2 U R' U' F'OLL 9
1+6R U R' U' R' F R U R U' R' F'OLL 25
この考え方は、I1でなくても全てのF2Lについて言えます。

この考え方を使って、自分にあったOLL手順を作っていきましょう!