今回は、それを少し応用したOLL手順の作り方を説明します。
まず、前に紹介したOLLの作り方は、
「I1手順@を逆から実行した手順」+「I1手順A」
でした。
しかし、これだけでは終わりません。
なんと、この2つの間に「そのペアが崩れないような手順」を入れることもできるのです。
つまり、
「I1手順@を逆から実行した手順」+「そのペアが崩れないような手順」+「I1手順A」
と作れます。
例として、OLL38を分解してみましょう。
OLL38 |
=「R U R’ U’(U R U’ R’の逆)」+「U2 R U’ R’ U’」+「R’ F R F’」
この「U2 R U’ R’ U’」の部分ではI1ペアを崩していません。
つまり、「U2 R U’ R’ U’」とI1ペアは独立しています。
次に、OLL18を分解してみましょう。
OLL18 |
=「R U2 R’(R U2 R’の逆)」+「R’ F R F’」+U2+「M’ U’ R U’ R’w」
この「R’ F R F’」の部分でもI1ペアを崩していません。
この考え方を使ってもOLL手順が作れます。
しかし、3つの手順を合わせているので、大体長い手順ができてしまいます。
この考え方で手順を作るとしたら、短くて回しやすい手順を作ることをオススメします。